本が好きな私と、最近読んでるちょっと意外なジャンルの話

もともと本を読むのが大好きで、独身の頃はちょっと時間があれば本屋さんにふらっと寄って、新刊コーナーをチェックするのが楽しみでした。
カバンにはいつも文庫本が1冊入っていて、電車の中やカフェ、待ち時間など、どこでも本の世界に入り込める自分がちょっと好きだったりして。
でも、子育てが始まってからというもの……まぁ、まとまった時間って、ほんとにない。
目を閉じたら即寝落ち、ページを開いたら子どもに呼ばれる。
「読書って集中力いるんだなぁ」と改めて感じるようになってからは、読むスピードも落ちて、積読(つんどく)本が山のように積み上がっていきました(笑)
そんな中でも、これは読んでよかったと心から思える一冊があります。
それが、西加奈子さんの『さくら』。
表紙の桜のイラストも美しくて惹かれたのがきっかけだったんですが、読んでみたら胸がギュッとなるような、やさしくて強い物語。
家族という存在の不器用さ、温かさ、痛みと再生。
日常の中にある感情の揺れをこんなに丁寧に描ける人がいるんだなぁと、じんわり心に染みました。
誰かと深くつながることって、難しくて、でもそれでも人は求めてしまうんだな、と。
もし読書の時間が少しでもとれるなら、まずこの一冊をおすすめしたいと思っています。
とはいえ、最近読んでいるのは…ちょっとジャンルが違います(笑)
なんと、AIの活用法に関する本たち。
チャットGPTや画像生成AI、音声読み上げなど、子育てしながらでも何かできないかなって思って、時間の合間に読み進めています。
「難しそう」と思っていたAIの世界だけど、実際は意外と身近で、自分の生活や仕事に取り入れるヒントがたくさん。
たとえば、動画編集に使えるAIや、ブログを書くときに役立つアイデア出し、画像の自動加工など。
最初は「なんかすごいな〜」ってだけだったのが、今では「私にも使えるかも!」と思えるようになりました。
本の読み方も、今の生活スタイルに合わせて変わってきたのかもしれません。
以前のように小説にどっぷり浸かる時間は少なくなったけど、実用書や学び系の本を“拾い読み”しながら、小さな成長を感じるのもまた楽しいです。
いつか子どもたちがもう少し手を離れたら、またお気に入りのブックカフェで、
ゆっくりページをめくる時間を過ごしたいな。
その時は、もう一度『さくら』を読み返してみたい。
きっと、今とはまた違った感情で読める気がしています。